CASE導入事例

AWS活用支援導入事例

HTML5とAngularによる大規模業務システムの開発事例およびAWSによる分散バッチ環境の構築

導入先お客様情報

次世代型『モバイル統合管理システム』E-PORTER+

コネクシオ株式会社

事例について

E-PORTER+は、モバイル端末の資産管理をベースとし、料金管理(携帯電話利用料など)、ライセンス管理(MDMなど)が可能なHTML5とAngularで開発された業務システムです。

従来型のケータイ電話、スマートフォンはもちろん、タブレット端末、データカード、Wi-Fi端末の利用料金やライセンスを一括管理できる次世代型『モバイル統合管理システム』です。

導入前の課題と導入後の効果

    • Beforeそれまで利用していた旧システムはAdobe Flexで構築されていたため、スマートデバイスやAdobeソフトウェアがダウンロードされていない新世代のブラウザからは、システムの対応ができないでいた。
    • AfterHTML5とAngularなどによる最新技術を使うことで、優れた操作性や各種グラフ表示等の良さを引き継ぐ形でシステムの再構築を実施。
      新世代のブラウザやスマートデバイスでの利用も可能とした。
    • Before料金管理(電話利用料、MDMライセンス料など)のために大量のデータを取り込み・料金算出・分析処理を月次バッチ処理で行っていたが、プロプタイエタリなサーバーと商用データベースによって、多大な時間を要していた。
    • AfterAWSによる分散バッチ環境の構築で月次バッチを5倍高速に。新システムでは、バッチサーバーをAWS上で十数台のサーバーと各サーバー上のMySQLによって、分散並列実行させることにより、処理時間を1/5程度まで高速化。
      月次処理日以外は、そのインスタンスは停止されており、コストの削減にも貢献。

仕様詳細・スペック情報

Angular
フロントエンドは最近では、Backbone.jsやAngularに代表されるクライアントjavascriptフレームワークをベースに構築します。
その場合、ユーザインターフェースは、BootstrapなどのCSSフレームワークを組み合わせます。
Angularは、Googleが開発を行っているJavaScriptのアプリケーションフレームワークです。
スタイルズでは、シングル・ページ・アプリケーションとして業務システムを開発する場合、標準的にAngularを採用しています。
Yeoman
Google社が作成した総合開発ツールです。
Yeomanは、タスクの自動化を行うGruntや、Webアプリ向けのパッケージマネージャーであるBowerと連携しながら、Webアプリのコード生成を自動化してくれるツールです。
Yeomanには数多くのサブジェネレーターが存在し、様々なアーキテクチャに基づいたWebアプリケーションを迅速に構築することが可能です。
JHipster
JHipsterは、AngularJSとSpringフレームワーク(Spring Boot)を使って、Webアプリケーションを素早く開発するための、アプリケーションジェネレーターであり、オープンソース製品です。
Springフレームワーク(Spring Boot)
Javaのフレームワークとしてかなりデファクトに近いフレームワークとして「Spring」があります。Spring Bootは、Springの各種フレームワークを新しい形で「統合」したものです。
TypeScript
TypeScript はマイクロソフトによって開発されたオープンソース製品で、JavaScriptに静的型付けとクラスベースオブジェクト指向を加えたスーパーセットです。既存のJavaScriptライブラリに型情報を加えることのできるヘッダファイルをサポートしています。
Kendo UI
Kendo UI は、telerik社によって開発された、jQuery をベースとした JSライブラリです。
ビジネス向けの UIパーツを豊富に持ち、商用利用向けの有償ライセンスと、GPLv3ライセンスのオープンソースのデュアルライセンスで提供されていましたが、2014年に Kendo UI の主要なパーツが オープンソース化して、Apache ライセンスで利用出来るようになりました。

構成図式

HTML5とAngularによる大規模業務システムの開発事例およびAWSによる分散バッチ環境の構築

導入のポイント

  • POINT01HTML5とAngularなどによる最新技術UIの実現

  • POINT02AWSによる分散バッチ環境の構築で月次バッチを5倍高速に

関連サービス