CASE導入事例
エッジ活用支援導入事例
株式会社アイシン様 Rancher/K3s導入
導入先お客様情報
自動車部品メーカー 株式会社アイシン様
事例について
自動車部品メーカーの業界最大手アイシンでは、製造ラインの目視検査を自動化するにあたりデバイスにNVIDIAの「NVIDIA® Jetson Xavier™NX」を導入し、AI(人工知能)を活用。そのソフトウェア管理を「Kubernetes(K3S)」とその運用基盤である「Rancher」で実現した。
導入前の課題と導入後の効果
- Beforeスマートファクトリー実現に向けた取り組みの1つ「AIを活用した目視検査工程の自動化」。
それにはエッジ側で画像認識ができるGPU搭載の高性能かつ安価なデバイスは必要不可欠だった。
さらに複数の工場、生産ラインに設置したデバイスを一括で管理するシステムや、完成した検査装置やソフトを実際に操作する製造現場の担当者に使ってもらえるような仕組み作りも重要だった。 - After限られた予算内で、「安価で維持管理容易な画像検査システムインフラ」を構築できた。
さらに各機能ごとにコンテナで実装しているため、一部機能に不具合があってもラインを止めることなく修復することができ「止まらないライン」の実現にもつながった。
Rancherには現場の担当者が現場の判断で自由にアプリをインストールできる機能も付いているため、今後はさらに現場で使ってもらえる検査装置やソフトが開発できることを期待している。
- Beforeスマートファクトリー実現に向けた取り組みの1つ「AIを活用した目視検査工程の自動化」。
導入のポイント
POINT01管理単位がアプリケーション(Docker=コンテナ)になったことで、より柔軟なアプリケーションのスケールアウト(規模拡大)ができるようになった
POINT02リソース管理がより効率的になった
POINT03DevOps、CI/CDツールとの親和性が上がった
POINT04インフラ構築の手順が減り、自動化できるようになった
POINT05インフラの堅牢性が上がった
具体的な解決策
エッジデバイスには、手のひらサイズながら、高性能・低消費電力・低価格なJetson Xavier
NXを納入。各生産ラインのエッジデバイスを一括で自動的に管理するツールとしてJetsonに最適な「Kubernetes」の「K3S」を導入、その運用基盤であるRancherも合わせて導入し、使い方のレクチャーや導入後のサポートも対応した。
画面イメージ
アイシン様 事例イメージ
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